内部から浮き出てくるシミ
僕らの音楽 武田クリーニング編では、華麗なギターテクニックを披露してくれる私の友人で
毛皮・皮革製品のプロフェッショナル「井上氏」からの依頼で革のジャケットを預かりました。
電話では「汗染み」って言ってました。
拝見してスグに「汗染みじゃないっすよ」って事を私が言い出し・・・
部分的に解体する事に。
針や糸は持たないし、ミシンなんか使った事もない私に対して、彼は手際よくその辺にあるハサミを使って全く躊躇わずにウラ地を外しにかかります。
すると、シミの元が解りました。
触るとベタベタしています。
確かに、着用して汚れたシミもありますが・・・
目立つ濃い色のシミの原因はこの内部の接着剤です。
洋服を製品として仕上げる際には、様々なモノを使っています。
オモテから見えるものだけではありません。
しかし、そんな見えない部分を気にしても仕方ないのです。
気に入ったから購入し、似合ってな!って満足して着用し、そして汚れます。
その汚れの原因が、自分の皮脂や汗であったり・・・
食べこぼしであったり・・・・
だけど、誰も洋服の内部の見えない部分からオモテに浮き出てきてるなんて思いません。
実際、どんなに年数が経とうが、クリーニングを繰り返そうが、内部からシミになってしまうなんて製品はNGです。
勿論、殆どの製品は大丈夫です。
でも、レアなケースですが、内部から浮き出てくるシミはゼロではありません。
今日、ご来店のお客様。
お持ち下さったのは羽毛布団です。
先週、新しいのを買いに行った際に、羽毛布団から変な臭いがして買わずにきたとのこと。
捨てようかと思ったけど、まだ大丈夫よね?
そういわれて、もうダメですね。って言うクリーニング屋は居ません。
クリーニング屋に持ち込む意志があれば、殆どの物は大丈夫です。
ただ、「こんな風にダメージが拡大するかもしれない」的な話をする場合はありますが、お預かりした羽毛布団なんか、まだまだ余裕で大丈夫でした。
羽毛布団から変な臭い。
そう聞いて臭いをイメージ出来る人ってどの位いるでしょうねぇ。
多分、中綿の羽毛の臭いです。
羽毛は水鳥の毛ですから、本来なら獣臭がして当然です。
製品にする際に、綺麗に洗浄し臭わなくして使います。
布団のタグに付いたサンプルの袋には真っ白でふわふわの綺麗なダウンが入っていますので、「汚い」とか「臭う」ってイメージする人はいません。
ダウンジャケットだって同じです。
製品にする際の洗浄が十分でない場合。
獣臭がするかもしれません。
羽毛そのものから、汚れが浮き出てくるかもしれません。
キルティングの縫い目(キワ)が輪染みになるかもしれません。
つまり、オモテから見えない内部から出てくる汚れです。
クリーニング屋にとっては、物凄く厄介です。
誰も好き好んで、お預かりの際には無かったシミを付けたくはないのです。
でも、全体処理でドライクリーニングをしたらダウンのキワに輪染みが・・・・
困った!どうしよう!って話を結構聞きます。
故意にやってる訳ではありません。
そんな事をお客様も解っていますが・・・
他人のダウンなら冷静でも、いざ自分のダウンとなると
怒りの矛先は製造元ではなく、クリーニング屋です。
何故なら、クリーニングした事が原因で出来たシミだからです。
そんな困ったダウンも存在するって事を覚えておいて欲しいです。
色々と予想外のトラブルってあるんですよ。
異素材から移染したりとかね。
クリーニング(メンテナンス)の事を考えたら、信じられない素材の組み合わせで製造してる服もありますからねぇ。
ご利用有難う御座いました。
クリーニングに「安心感」をプラス!
クリーニングって本当に凄いなって「感動」をプラス!
どんな染みでお困りですか?
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ご紹介してる画像は
同じようなシミでお悩みの方の参考になります様に
独断で掲載させて頂いております。
掲載に関して不都合な事がございましたら
お手数ですが下記までご連絡くださいませ。
info@e-siminuki.com
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