学校の白いTシャツの泥汚れ
いつも洗濯をしてくれる母親に、高校生の息子さんが
「どうして俺のTシャツだけこんなに汚いんだ」
「皆のはもっと白いぞ」
そんな風に問い詰められても、お母さんは何も回答出来ないのではないでしょうか。
だって、普通に毎回洗濯をしてるだけですもの。
でも、確かに黒ずんでるのは解ります。
出来る事なら綺麗にしてあげたいでしょう。
でも泥やホコリが繊維の奥深くまで入り込んでいて洗っても洗っても落ちないのです。
一回や二回の着用で付着した汚れではありません。
一度着ればすぐに洗濯をするので何十回も洗ってるのでしょう。
それでも全く落ちない泥やホコリ。
家庭洗濯出来る物でも、満足な洗い上がりにならない場合。
そう!「Cleaning man(洗う男)」である私の出番です。
お預かりしたのは高校名とお客様の名前が入ったTシャツです。
元々の色が白だった事が信じられない程でした。
タイマーを1分にセットして、お待ち頂いてる間にちょっと染み抜き。
使用した(洗剤)薬剤はありません。
水とスチームと超音波の染み抜き用の機械だけで白くなりました。
タイマーを見ると、まだ30秒です。
近くでアイロンをかけていた父は、漂白したと思ったらしいです。
お客様にはその場で綺麗に出来る事を見て頂きました。
いかに全体が汚れているかがわかると思います。
雨の日のゴルフでスラックスの裾が汚れた!
そんな泥汚れとは比較にならないほど、落ちにくくなっています。
繊維の奥深くまで入り込んだ泥やホコリ。
これは実に厄介です。
水洗いの洗浄力を上げるのも、白地ですからキツイ漂白をするのも素材的には大丈夫です。
前処理で全体をブラシがけする事も出来ます。
高温のアルカリで全体処理をしても、洗浄液が黒く汚れない!
つまり殆ど、浴中に汚れが溶け出してないのです。
浴中でブラシをかけたり、もんだりしても・・・・少しはマシになる程度で全然ダメです。
これじゃ、いくら家庭で洗っても落ちないだろうと納得しました。
お預かりの時、染み抜き台の作業では30秒で白く綺麗になったけど浴中で全体を落とそうとしてもあの白さにはなりません。
染み抜き台で使用したのは超音波ガンです。
水と一緒に、物凄い振動が繊維に伝わる事で染みや汚れを落とす染み抜き専用の機械です。
不溶性の泥汚れは、この振動によって繊維から追い出せるのです。
ただし・・・・・
Tシャツ全てにソノフラッシュ(超音波ガン)を当てていく作業は物凄く時間がかかってしまいます。
しかも!サイズはなんと「4L」です。デカイ~
画像は是非高画質にして、再生してみてください。
染み抜きをしてる部分が白くなってるのを見て欲しいです。
画像は下の方だけ白くなってるのを見てください。
これを前と後ろと一部裏地まで全て、手作業で染み抜きをしていきます。
乾いてる状態よりも、全体を浸けこんであるので容易に白くなるにしても、そう短時間では出来ません。
つい昼飯を食うのも延期して、染み抜きを続けてると途中でかみさんが代わってくれました。
遅い昼食を済ませて、休憩もせずにかみさんと交代で作業を続けます。
どんなに難儀でも、染みが抜けない(綺麗にならない)よりはずっと良いです。
お役にたてなくて、悔しい思いをするよりもお客様に喜んでもらえると思える方が何倍も良い事をうちの家族は全員が知っています。
手間のかかる作業を黙々とやってると・・
「おお!綺麗になったなぁ」
「流石だねぇ」
そう言った「わかりやすくテンションがあがる」声掛けをうちの家族はしてくれます。
「母ちゃん、俺のTシャツだけ皆よりも白くて綺麗だぞ!」
遠方からお持ち下さったお客様(お母さん)が、今までとは逆にそんな言葉を言って貰えればいいなぁ~
そんな風に言ってもらえれば、武田クリーニングに頼んで良かったと思って頂けるのではないでしょうか。
私はお渡しの際のお客様のビックリした笑顔で、また明日も頑張れます。
「きれいになるのはうれしい」です。
ご利用有難う御座いました。
また、何かお困りの事が御座いましたらお気軽にご相談下さい。
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