シャネルのネクタイ
シャネルのネクタイを3本、同じお客様からお預かりしました。
中央に写ってるネクタイは全体に染みがありました。
染みの前処理後にドライクリーニング。
その後、染み抜き台で部分的な染み抜き。
うっすらと輪染みになってる染みがあまりにも多かったので、染み抜き台での処理後に浴中での全体処理をしています。
ネクタイの水洗いです。
ご家庭ではけして真似しないでくださいね。
シャネルのシルクのネクタイを水洗いなんかする人がいないと思っていますが念の為にお願いします。
ご家庭では・・・って言いましたが、このネクタイ全てを水の中にいれる作業は、クリーニング店でプロがする作業にしてもあまり喜んでやりたくはないですね。
ネクタイってとっても食べこぼしなどで染みが付きやすい位置にあるわけです。
知らない間に結構汚れていますよ。
染みが見つかったから!って方も多いですが定期的にクリーニングする事もお勧めです。
次は同じネクタイでも白の結婚式用のネクタイです。
素材は勿論「絹」です。
チョコレートの染みだとお伺いしました。
染みを見つけると、次にとる行動として「自分で染み抜き」って方が大勢います。
どうですか?
キレイになりますか?
過去の経験に基づいての行動だとすれば、キレイになった事もあるんだと思うのですが染み抜きってお客様がイメージする以上に大変で奥深い作業なんですよ。
ティッシュで拭く。
ティッシュを濡らして拭く。
洗剤を薄めた水にハンカチの一部を浸してから、指で絞って拭いてみた。
これらの簡易染み抜き方法は、この白いネクタイのチョコレートの染みを除去するために実際にお客様のとった行動です。
自分の染み抜き方法を公開して、私に「どうすれば落ちるんですか?」って聞かれてなんとお答えしてよいか一瞬固まってしまいました。
染み抜き台に代表される染み抜き専用の機材もなければ、染み抜きに特化しか数多くの薬剤も一般のご家庭にはあるわけがないので、具体的に私の作業内容を聞きたかったのではなく、自分がやった染み抜き方法以外に効果的な染み抜き方法を聞きたかったのでしょう。
シルクってとってもデリケートな素材です。
部分的な染み抜きはその部分だけを傷めます。
ネクタイの場合は、何もしない!で私にお任せ頂くのが一番です。
ってお答えしたら「そうよね!」って笑顔でしたのでほっとしました。
ネクタイだけではなく、染み抜きはかなり気合を入れて頑張っています。
お客様の想像以上の時間がかかってる場合も多々あるんですよ。
でも、いくら手間がかかってもキレイにならないことにはどうしようもありません。
お渡しする際の結果が全てですから、シビアですよね。
でも、実は「好きでやってる」のでどんどん染み抜きを頼んで下さいね。
全ての画像はクリックで拡大します。
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