アイロンプレス

雨で濡れた衣類へのカビ

それにしても、最近の服は理解しがたいのが多いな。

お客様がご自宅で普通に洗濯機に放り込んで洗濯し、全自動で乾燥までさせてしまった状態で預かったと思った。

そんな風に父が言うのも納得のジャケットがコチラです。

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ケアラベルがないので、素材の詳細は解らないのですが、麻とコーティング加工された綿素材だと思います。

この状態でデザインされた服です。とお客様に言われればそのまま仕上げなければなりませんね。

洗いはウェットクリーニングでの全体漂白。

元のシワのままに仕上げる。

それはそれで、難易度の高い仕上げです。

ハンドアイロンを使っての作業と言えば・・・・
シワを伸ばしたり、シルエットを作ったりする作業でシワシワにするの反対ですからね。

しかし、今日ご紹介したいアイテムはこの「しわしわ」のジャケットではありません。

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まぁ色々な物が届きますが、うおぉ~って思わず唸ってしまいました。

これは、デザインではありませんよ。
元々はシャンとしたジャケットです。

どうして、こんな状態になってしまったのかと言いますと・・・・

こんな感じでお問い合わせを頂きました。

実は、大雨で濡れたままのスーツをクリーニングに出そうとビニール袋に入れたまま、
急な出張で出せず仕舞いに・・・

出張から帰宅したところ、偉いカビ生えてしまいました。

近所のクリーニング店に、「お金かかっても構わないので何とか復活させてほしい」
と預けたところ、だいぶ経ってから、「やはり無理、捨てるしかない」と言われてしまいました。

ブログでの実績を拝見する限り、期待してしまうのですが・・・
お送りしてカビ取りクリーニング依頼して宜しいでしょうか?

このメールを受信した翌日に現物を目の前にしていた訳です。

雨に濡れた状態で小さな袋に押し込んだまま、ゆっくりと乾燥されてこんな状態になってしまったのでしょう。

お客様の何とかしたいと思う気持ち。

品物を見て納得です。

既製服ではなかったからです。

クロスがエルメネジルドゼニアのハンドメイドスーツ。

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さぞかし、高額だったのではないでしょうか。

ジャケットの画像でもビックリなんですが・・・・

しかし、驚くのはまだ早い!

雨に濡れた状態で、通気性ゼロのビニール袋の中に放置されれば、どんな事になるか・・・

まるで科学の実験の様なセットアップのパンツがコチラです。

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ここまで、カビが付いてるのは長年クリーニング屋をしていても、滅多にお目にかかれないのではないでしょうか。

まぁまぁ、色々な物をお預かりしますが、二度も「うぉぉ~」と唸ってしまいました。

勿論、お客様のこんな風になるなんて思ってもいなかったでしょう。

雨に濡れて、一時的に袋に中に入れておいたつもりが・・・

ほんの数分。

ハンガーにかける時間さえあれば、こんな事にはならなかったと思うと残念です。

雨でびしょ濡れになったスーツ。

必ずハンガーにかけて自然乾燥させてください。

屋外に干す場合は、紫外線の対策が必要です。
日焼けを防止するためにも、陰干ししてください。

直射日光に当てるのは、NGですよ。

それにしても・・・

修正してくれる事を期待して預けたクリーニング店から、「捨てるしかない」なんてそのまま返品された時はどんな気持ちだったのでしょう。

結果的には「捨てるしかない」としても、モノには言い方がありますので、クリーニング屋がお客様の洋服に対して言う言葉ではないと私は思います。

だから、私はその言葉だけは絶対に言いません。

「NGワード」です。

修正出来なくて、お役にたてないことを詫びるだけでよかったのではないかと思います。

実際に「捨てる」アクションは、持ち主であるお客様の判断です。

だけど、コチラのお客様は「捨てる」って選択ではなく、「洗濯屋を選択」って事でした。

これは、何としても頑張らないと・・・

ジャケットのウラにも沢山のカビが付着しています。

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ロンドンのサヴィルロウと言えば・・・

王様の仕立て屋って漫画を思い出す方もいるでしょう。

背広の故郷って何かのHPで見た事があります。

サヴィルロウ

ロンドン

ハンドメイド

それらのキーワードがラペルのウラに記されてありました。

普段からスーツのウェットクリーニング(水洗い)をさせて頂いています。

家庭でやる水洗いとは、かなり内容が異なりますので真似しないで下さい。

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カビの繁殖には必要な雑菌(汚れ)

綺麗に落として、除菌する作業を数回繰り返しました。

ネットを使っていないのは、水浴中のスーツの状態を頻繁に見たいからです。

洗濯機に入っていますが、機械力は一切かけていません。

屋内にあります乾燥室で乾燥後、オゾンで殺菌・消臭し、いよいよプレスです。

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捨てるしかない。

そんな風に結論を言われても捨てられない。

そりゃ、そうですよね。

頼んで良かった思って頂ける仕事が出来たのではないか・・と嬉しく思います。

どの位時間をかけてプレスしたのかなんて事は、些細な事です。

ご利用有難う御座いました。

お気軽にご相談下さい

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ご紹介してる画像は
同じようなシミでお悩みの方の参考になります様に
独断で掲載させて頂いております。

掲載に関して不都合な事がございましたら
お手数ですが下記までご連絡くださいませ。

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ワンピースのカビ・花粉の染み抜き

デザインとして、ヨレヨレ感やシワクチャな感じを出してる衣類。

うっかりプレスなんかしてしまうと大変な事になります。

ダメージ加工とか、ビンテージ加工で故意に古い感じを出してあったり、自然に擦り切れてる感じを出してあったりと・・・

お預かりの際に、お客様に確認が必要なアイテムがあります。

どんな感じで着たいのか?

例えば、トラウザーズやパンツ。

センタークリースラインの有無で、だいぶ印象が変わるかもしれません。

勿論、お渡しの後であっても再プレスは可能ですが、一言、確認すれば無駄な仕事はしなくて済みます。

長年、クリーニング屋をやってる両親は、最近の服にビックリしてるときがあります。

ビックリと言えば・・・デカロゴ。

何これ?

最初にお預かりして見た時は、ちょっとビックリしましたがもうすっかり慣れました。

何の事を言ってるのかお解かりですか?

ポロシャツの胸に付いてるブランドの刺繍です。

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こんな感じで今年は特にデカいロゴのポロシャツをお預かりするのが多いですね。

ファッションの流行はどんどん変わります。

デザインや素材だって、色々な物が登場します。

お客様がどんなモノを購入しても、必要になるのがクリーニング(洗濯)です。

綺麗な服を末永く着て頂ける様に・・・

お預かりした物は「染みゼロ」でお渡しする事をPC用語的に言えば「デフォ」にしています。

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画像は薄手の綿素材のワンピース。

花粉の染み抜きをしています。

アフター画像がこちら↓

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花粉はここだけですので、短時間で綺麗に出来ました。

でも、このワンピース。

広範囲に黒いドット状の小さな染みが無数にあるのです。

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お客様は臭いからして、カビかな・・・・って感じです。

それにしても、全体がヨレヨレでして、デザイン的に最初からこんな風合いですか?って確認すると、そうじゃないとの事。

綿素材ですが、洗濯絵表示はドライクリーニング指定で水洗い不可。

でも、私の処理は水洗いです。

実は、洗濯絵表示を無視した作業をする事は、同業の方なら全員が経験してる事でしょう。

いや、家庭で洗濯する奥様だって負けちゃいませんよ!

最近は堂々と自宅で「ドライクリーニングをしました!」って言い切る「勘違い」したお客様もいて、ドライクリーニング指定で水洗い不可を「ドライと勘違いした水洗い」をしています。

上手くいく時もあるのでしょうが、確実に失敗しちゃうものもあるかと思いますし、実際に家庭洗濯で失敗したとのトラブルは四六時中、相談を受けています。

このワンピース。

水洗いする前から、ヨレヨレのシワクチャで染みだらけでしたが、染み抜き&水洗いで綺麗になっても、ヨレヨレのシワクチャは修正出来ません。

ここは、アイロン仕上げが必要です。

まずは綺麗になった画像を見てください。

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今度は全体が解る画像でプレスのビフォーアフターを見てください。

特に裾のヒラヒラを見ると解りやすいです。

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正面からはこんなワンピースです。

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見違えるほど、綺麗になりました。

色目の大きく違った染みではないので、ビフォーアフターの差が少なく感じますけど、実際には本当に綺麗になっております。

9月に入り、ボイラーの燃料の灯油がちょっと値下がりしました。

それでも、まだまだ高値ではあります。

灯油は下がっても、9月から大幅な値上げになるクリーニング資材が沢山あります。

いくら値上がりしても、綺麗にするのに、必要な資材と時間は変わりません。

同業の皆さんは厳しいかと思います。

家計をやりくりする奥様も同じように厳しいかと思いますが・・・

折角、夏物を収納しようと思ったら、「収納中に黄ばんじゃって!」なんて最悪なトラブルを防止してくれるクリーニング屋に依頼しましょう。

目には見えないけど、汗は厄介です。

単純に汗抜きをお願いすればOKでもありません。

汗抜きの方法が重要です。

簡単な事なんです。

キーワードは水洗い(丸洗い)です。

婦人モノならブラウスやワンピース。

紳士モノならスラックス。

夏物の収納前にクリーニングを依頼するなら「水洗い(ウェット)」をお奨めします。

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汗ぬきクリーニング

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暑い日が続きますが、体調は如何でしょう?

昨夜は大きな揺れを感じて、ちょっとパニックになった私ですが、東北にお住まいの方。

被害はありませんでしたかでしょうか?

暑さはなんとかなりますが、地震はどうしようもありません。

本当に怖いです。

先程までの土砂降りの雨もあがって、今日も暑いです。

暑いと言えば、汗です。

汗と言えば、「汗抜きクリーニング

家庭洗濯では一年中水洗いな訳ですが、通常ならドライクリーニングするであろう繊維素材の衣類も水洗いで汗抜きをする季節です。

冒頭の画像はウール100%のスーツのジャケットの裏地です。

シワだらけでしょ。

画像は水洗いして、プレスする前の状態です。

どんなに上手に洗ったとしても、完全に水浴中に浸けこんだなら・・・

ウール素材100%のスーツなら、シワだらけになります。

とても細い糸を使ってる生地ですと、特にヒドイ事になります。

まるでシャツでも羽織ってる様な着心地のイタリア製のブランドスーツ。

いくら汗だくになったからと言って、容易に水に漬けこみたくはないのが本音です。

いくら、仕付け糸と付けても確実に型崩れして修正に時間がかかります。

上手にシルエットと整えながら、時間をかけてプレスする。

実はこの技術は、機械では真似出来ません。

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水洗いしたスーツ。

スラックスに脚を入れただけで、その違いに気が付くと思います。

何だか、気持ちよい!って感じていただけるでしょう。

ジャケットだってそうです。

何だか、軽くなったな!なんて感じていただけるでしょう。

水洗いOKといえば、家庭洗濯!

汗が付着する夏物は頻繁にお洗濯しますよね。

スラックスが汗で大腿部にくっ付いて、不快なこの時期。

ドライ指定のスーツをパーフェクトに汗抜きするには水浴中に浸けこむのが一番です。

家庭では真似出来ないプロの水洗いと、職人だから出来るプレス。

購入してから、一度も水洗いなんかしたことのないまま着続けてるスーツ。

一度、お試しあれ!

そうそう!

ジーンズと言えば、家庭で洗えるアイテムですよね。

ジーンズなんかクリーニングに出す人いるの?

そう思う人だっているでしょう。

染みがある場合以外は当店でもあまりお預かりしません。

皆さん、上手に家庭でお洗濯してると思います。

でも、今日は遠方から超高級なブランド品のジーンズを持参して新規のお客様がご来店下さいました。

しかも、宅急便で他店に送ってカウンセリングしてもらった書類も持参してのご相談です。

どんな染みだろう思ったら・・・

全く染みなんかないんです。

ただ、居酒屋で食べこぼしとしたと思うので、自分で洗うよりもプロにお願いしたいとのご要望。

ここなら!ってお店に宅急便で送ったらそのお見積もり金額が予想外に高い!

だから、キャンセル(往復の送料は無駄になってしまいました)して、県内の当店に来てくれたのですが、なんと庄内からのご来店です。

同じ県内といえばそうですが・・・隣県の宮城県仙台市に行くのと同じぐらい遠距離です。

クリーニングに出す事の不安。

大丈夫かな?ってお気持ち。

クリーニング屋はどの位、親身に考えているのでしょう。

凄くオシャレなお客様で、私なんかよりずっとファッションにはお詳しいでしょう。

だけど、衣類のメンテナンスに関してなら私の方が専門です。

高級なブランド品を売るお店のスタッフさん。

購入してもらった後のお客様のメンテナンスに関して適切なアドバイスが出来る人はかなり少ないと思います。

だけど、衣類のケア・メンテナンスってとっても大事なことです。

上手なクリーニング屋が自分の衣類のメンテナンス係なら別にそんな事を全く知らんでもいいんですよ。

どんな変わった素材でも、変わったデザインでも・・・

適切なメンテナンスをしてくれる。勿論、染みも抜いてくれる。

ブランド品も安心してお任せ出来るお店さえあれば・・・・

でも、捜せないから不安になるわけです。

こんな風に書かれているんですよ・・・・

拝見させて頂いた書類には、とても詳しく色々な情報が書いてある様に見えます。

だけど、内容を見てちょっと複雑な気持ちになってしまいました。

クリーニングする事で想定できるリスクの項目

だけど、これじゃメーカーさんで付けたケアラベルの表示みたいです。

衣類のケアラベルの小さな字を注意深く見て頂きますと、色々なデメリット表示やクリーニングの際に発生する可能性のあるトラブルが書いてあるので一度読んでみてください。

例えば、「色が落ちますよ」とか書いてあります。

だけど、たった一回の洗濯で実際に色が落ちたらどうでしょう?

困りますよね。

万が一トラブルが発生した場合、お客様からのクレームに対応する際の逃げ道的な内容。

そんな感覚で、あらかじめ用意してる内容を事務的にお知らせしてるだけにしか思えません。

カウンセリングした方は、実作業をする人と同一人物なのかな?

なんて感じてしまいました。

大手チェーン店の取次店で、受け渡し業務を専門にしてるスタッフさん。

工場内で染み抜きを専門にしてるスタッフさん。

お客様からの質問が同じなら、回答が同じだとは思えません。

一つのアイテムを綺麗にしてお渡しするのに、複数のスタッフさんが様々な仕事をしていると思います。

お客様は誰にカウンセリングして欲しいでしょう?

手術を受ける際に、執刀医じゃない医師が説明するなんてありえないでしょ。

大事な洋服の染み抜きを依頼した際のカウンセリングも、同じではないでしょうか。

きっと、当店とは比較にならないほど沢山の衣類が届くのでしょう。

宅急便で衣類が届くと、作業を開始するまでメールや電話でお客様とお話する大事な仕事があります。

場合によっては、何度もメールする事になるでしょう。

だけど、絶対に必要な時間です。

私の考え方はとってもシンプルです。

とにかく、着たい!って期待に応えるには・・・

そう思って、毎回カウンセリングをしています。

ご相談のジーンズ。

とっても濃い色で、殆ど色落ちもなく、使用感の少ない良いコンディションです。

居酒屋での食べこぼしがあるとの事ですが、はっきりした場所も解らず、目視でも認識出来る染みにはなっていません。

普通に家庭で水洗い。

単品で手洗いしてあげれば十分だと感じました。

冒頭に画像で紹介したスーツ。

これを水洗いするのは、家庭じゃ無理です。

止めてくださいね。

でも、家庭で洗えないスーツの水洗いだけではなく、家庭で洗える物でもプロに頼みたいって方がいます。

でもそれは、家庭洗濯の代行をお願いしたいのではありません。

忙しくて時間がないからでもありません。

大事に適切にメンテナンスをして欲しいからです。

当店で作業をする場合の具体的な内容を説明しました。

想定出来る色落ちや、縮む事のリスクを最小限にしての水洗いです。

勿論、単品での処理です。

それと同時に、家庭で洗濯する場合のアドバイスを致しました。

お預かりして、また引き取りに来て頂くより、宅急便で送った方が良い距離です。

染みがある場合なら、私の出番かもしれませんがこのジーンズならお客様が洗っても大丈夫です。

大事に大事に汚さないように履いてると思いますので、優しい水洗いで十分です。

そんな感じで結構長い時間、お話させて頂きました。

結果的には、当店では何もお預かりしていません。

ちょっと迷っていらっしゃいましたが、自分で洗ってみるとの結論に達したからです。

お客様は、遠方からわざわざ私の話を聞きにきただけになったと思いますが、これでよかったと思っています。

クリーニングのことで不安に思うこと。

家庭洗濯でわからないこと。

アドバイスが欲しいって方は沢山います。

誰に聞けばいいの?

クリーニング屋さんじゃないの?

ハイ!

武田クリーニングです。

どんなことでも良いですよ。聴いて下さいね。

全ての画像はクリックで拡大します。

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ブラウスを家庭で洗濯。でもアイロンは・・

山形は完全に冬なんですが、夏物も結構お預かりしております。

私が必死に時間をかけてプレスをしているとかみさんがボソッと言いました。

ブログで染み抜きのビフォーアフターの画像は2枚要るけど、プレスなら半分プレスしてトルソーを使えば一枚で大丈夫だね。(実際には山形弁)

お前、もっと早く気付いて言ってくれよ~

もう袖と襟をプレスしちゃったじゃないか~(実際には超山形弁)

確かにそうだと思って、写真を撮影しました。

Img_5544

襟と袖と右半分がプレスしてあります。でもまだ仕上げの途中です。

Img_5523

左側はもう型崩れとシワで着れる状態じゃないですね。

Img_5528

右側は、なんとか元の型に戻してありますが、まだシワは残っています。

Img_5538  Img_5531 

後ろはこんな感じです。

トルソー(洋服を着せてディスプレーするためのボディ)って本当に良いですよ。同業の方は是非買って使ってください。

使い道は工夫次第で沢山ありますから。

ちなみに私の購入先はコチラです。安いですよね。

ここで話は昨日の夜に戻ります。

お客様のご自宅にお邪魔して、当店の通い袋から見えた白いブラウス。

「シワ加工」なんだろうと思いました。

もうシワクチャになっちゃって・・・って奥様のお言葉で全てを理解致しました。

洗濯絵表示はこうです。

Img_5516  Img_5518

夏物衣料の半袖の白いブラウス。

汗だって沢山付くでしょう。

家庭で水洗い出来る「手洗い」マークがケアラベルに付いています。

そりゃ家庭で洗っちゃいますよね。

お!今日はこんなアイテムもありました。

Img_5577

Img_5569  Img_5568

こんなアイテムは流石に家庭じゃ無理です。

毛皮を扱えるお店にご相談くださいね。

勿論、当店でも大丈夫ですよ。

何年もお手入れしないで使ってないですか?

当店でメンテナンスしておけば、フードの先で「ふわっふわっ」ですよ!

おっと~

話を麻のブラウスに戻します。

お客様が家庭で洗濯したのは、手洗いではなかったみたいです。

手洗いしたとしたら、こんなにシワになったり型崩れしたりはしないでしょう。

いくら、麻はシワになりやすいとはいえ・・あまりにもシワが酷く、とても着用出来ない状態でお預かりしてきました。

家庭洗濯が主流になってるのは間違いありません。

夏物なんか特にそうでしょう。

確かに、家庭で洗える訳ですが、アイロンがけはどうですか?

上手に出来ますか?

家庭洗濯での失敗で最も多いご相談は色移りですが、型崩れのご相談も負けてはいません。

縮んだモノ、シワになったモノ。

自分でアイロンは無理!と判断してのご来店。

クリーニング店は洗うだけではありませんから、プレスに関する要望もどんどん遠慮なくおしゃって下さい。

勿論、家庭洗濯での失敗のフォローも致します。

お客様の洋服のメンテナンス係として、上手に使って下さいませ。

シワや型崩れを修正するのに、業務用のアイロンを使うのですが、プレスと言っても上手にシルエットを出してプレスするのはとても時間がかかって大変です。

簡単な染み抜きなら、染み抜き台で適切な道具と薬剤を用意し、具体的な作業方法をレクチャーしてもらえば、素人さんにも落とせる染みがあるでしょう。

しかし・・・

普通にアイロンをかけてもシワが消えない程、きついシワの入った麻のブラウスの修正。

これは、出来ないでしょうね。

以前から、一貫して同じ事を言っていますが、実は上手なプレスって染み抜きに匹敵するくらい付加価値の高いクリーニングサービスだと思っています。

その辺を上手にPRしてないお店が殆どなので、利用者であるお客様に伝ってないのが現状です。

プレスの難しさ!知ってる人も多いはずです。

面倒で時間がかかるプレスをしてくれる職人さんは、もっとお客様にプレスの質をお知らせしてOKだと思います!

今のクリーニング店の工場にある機械は、どれも優秀でプレスなんか全部機械で出来ちゃうんです。

でも、そんな機械でやったプレスしか知らないお客様。

どうも、この襟のプレスの感じが気に入らない・・・なんてご要望はありません?

やはり、ハンドアイロンでのプレスが効きますよ。

うちの親父に言わせれば、私のアイロン技なんか「まだまだ」だそうです。

私が親父の歳になる頃には、余裕で追い抜いているつもりの私です。

是非、ご相談くださいね。

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全ての画像はクリックで拡大します。

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テーラードスーツのメンテナンス

お仕立て品。

ビスポークスーツ。

オーダースーツ。

注文服。

テーラードスーツ。

様々な呼び方がありますが、細部まで採寸して自分の体型にあったサイズで作ってもらうスーツです。

今日、ご紹介のお客様からお預かりするスーツ。全てお仕立て品です。

結構、染みや汚れもあるんですが、お客様が最も気にしてるのが煙草の匂い。

かなりの愛煙家なんだと思います。

そんな私も数年前までは、煙突の如く吸っていました。

さて、通常のドライクリーニングじゃなかなかこの臭いってとれませんよ。

布にしゅしゅっと○○ブリ○ズならどうです?

凄く売れてるらしいですよね。私は使った事ないんですが、愛煙家のお客様。

今度、効果のほどを教えて下さい。

まずは、細部まで採寸します。

折角、自分の体型にあわせて仕立てたスーツがクリーニングで型崩れや縮んでしまってはどうしようもありませんもんね。

イタリア風の肩パットのないデザインのスーツではなく、英国調のしっかりしたスーツです。

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素材によっては、ここで仕付けをする場合があります。

ボタンホールやポケット。肩、胸ダーツ・・・

水に入れても型崩れを最小限にするためのひと手間です。

油性の汚れや皮脂を短時間のドライクリーニングで全体処理。

静止乾燥機と屋内乾燥室で乾燥した後、ウォーターウォッシュです。

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当店には水洗い可能な洗濯機が4台あります。

しかし、業務用の大きなモノは一台だけです。

絶滅寸前か?の家庭用二層式洗濯機が二台と全自動タイプの洗濯機が一台です。

画像は二層式の洗濯機の中にスーツを浸してるところです。

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無色透明だった洗剤入りの水溶液が、ほんの5分程度の漬け込みのご覧の色に。

ヘビースモーカーのお客様の衣類は、水に入れるとこんな感じなんです。

パンツの腰ウラとポケットに薄く糊をつけておきました。

ポケットってオモテからは見えないけど、凄く汚れてるんですよ。

乾燥した状態がこれです。

Img_5993  Img_5995

先日、紹介したトゥモローランドのスーツよりもシワは少ないです。

パンツの裏地の画像を見て下さい。

Img_6010

この縫い目には沢山のホコリが溜まってるものなんです。

持ち主であるお客様だって、こんな部分は見ませんし気にしません。

他人が見るなんて確立も全くないと言っていいでしょう。

クリーニング屋だって見ない方が大半です。

でも、私は見ます!

この後のプレスに影響するので、ホコリもキレイに取ります。

お客様の想像以上の手間隙をかけて大事に大事にメンテナンスさせて頂いています。

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この状態にしてもホコリを取ります。

ご家庭で毛100%のスラックスを水洗いした経験のあるお客様。

画像をもう一度よく見て下さい。

パンツの横の縫い目の布が、綺麗におさまっているでしょ。

洗い方が悪いと、この部分が全部起き上がってしまいます。

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ホコリをキレイに落としましたら、次はプレスです。

私の独断ですが、クリーニングではなく、メンテナンスとしてお預かりしたスーツは100%ハンドアイロンで手仕上げをします。

人体プレスもズボンプレスの機械も一切使いません。

そりゃ、時間がかかります。

一部を写真でご紹介しますね。

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シルエットにあわせたプレスを心がけています。

着用した際のドレープ。着心地まで考えてのプレスです。

次はジャケット。

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過去に何度か、有名なテーラーの先生のアイロン仕上げの実技セミナーに参加した経験が活きています。

本当にシルエットラインを出すプレスってのは、染み抜きや色かけに匹敵する匠の技です。

スーツを水処理するなら、是非身につけたいテクニックです。

私の場合・・・

スーツのダブルクリーニングの価格設定をうんとリーズナブルにしていますので、毎日水洗いしたスーツの仕上げをしています。

正直、スーツを水洗いなんかしたくない!ってのがクリーニング屋の本音でしょう。

ドライクリーニング後、タンブラーで完全乾燥。

スチームボックスもしくは人体プレスで、ほぼハンドアイロンは手直し程度でお渡し出来るし、それが最も楽で儲かります。

でも、水処理した方が凄く良くなる場合が、間違いなくあるんです。

私がお奨めして、ダブルクリーニングを経験したお客様もその違いを解って頂けていると思っています。

通常よりも高額なクリーニング代金なのに、お客様のリピート率凄いですからね。

私にとっては、水洗いしたスーツのアイロン仕上げは、すっかり慣れた作業になっているのですが、同じスーツって名前のアイテムでも素材や縫製。デザインによって様々です。

それに、スーツって、副素材(見えない部分)に幾らでもお金をかけられるんです。

ですから、高級なスーツ。今回の様にお仕立て品の場合は慎重にいつもよりも時間をかけてプレスします。

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私の腕!って言いたいところですが、仕立ての良いスーツってのは本当に上手く仕上がります。勿論、サイズも洗う前と全く同じですよ。

気持ちイイです!!

お仕立てしたスーツ。

ダブルでパーフェクト!トリートメント加工が付いて3,350円~です。

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プレスで簡単に直ります。

先日の投稿を参考に、スカートを持ってきて下さいました。

有難う御座います。

「そうそう!こんな感じ!」ってのがあれば、どんどんお持ち下さい。

スカートの横でしかも片方だけ、シワになっています。
家庭で洗濯しても取れないし・・カッコ悪くて履けないとの事でした。

Dscf8891  Dscf8895

まずは、ドライクリーニングで全体処理。
その後、乾燥機で乾燥。
スチームボックス(仕上げ機)から出てきた品は、お預かりの時と全く同じです。

でも、アイロンで仕上げたら、簡単に修復出来ました。
とっても簡単です。

Dscf8897  Dscf8899

キレイにする!って染み抜きや洗うだけではありません。
プレスで綺麗にする!これもクリーニング屋のサービスです。

プレスに関するご注文も遠慮なくお申し出下さい。

画像をクリックすると大きな画像で観る事が可能です。

クリーニング&染み抜き 山形・天童 ~武田クリーニング~ 

営業時間:朝8時~夜7時まで

定休日:日曜・祝日  

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熱による型崩れ

黒のポリエステル素材の女性用スーツ。

スカートが暖房器具の熱によって、履けなくなってしまったそうです。

拝見してみると・・・

座った際に出来たドレープ(たるみ)やシワの部分が熱で変形し、複数の横線がついた様に見えます。

自宅で洗濯しても、アイロンをかけても元に戻らないとの事。

会社の制服で、すぐに着用しなければならず、凄く困ったご様子でした。
物理的には履けない事もないのですが、かなりカッコ悪いでしょう。


部分的に繊維が熱で変形してしまったのではないか?
熱で溶解(焼ける)する寸前だったのではないか?

色々と考えながら、修正は無理かもしれないと思いました。

煙草の火や灰等の熱で、部分的に溶けてしまってる衣類。
クリーニングで修正はできません。

「とにかく、やってみてください」と言われて、作業内容をイメージできないままお預かりしました。

写真を撮影しておけばよかったのですね。画像がなくて解り難いですね。スイマセン。

ドライクリーニングしてタンブラーで乾燥後、スチームボックスが出てきた時。
お!これはいけるかも!って思いました。

アイロン台にはバキュームが付いていますので、アイロン台の上で仕上げしてる際には
キレイにプレス出来たとしても、実際に繊維が熱によるダメージで変形していれば
すぐに、元に戻ってしまいます。

でも、良い感じだぞ!

あんなに、変形してた様に見えたスカート。

見事に元通りに修復出来たじゃないですか!
特に変わった事をしていません。普通にウラからプレスしただけなんですが・・・

でもまぁ、良かったです。

スグに、お客様の携帯に連絡。

「うまく修正出来ました」とお知らせすると大声で「良かった~」って
凄く、凄く喜んで頂けました。

私もお預かりした際には、無理かも・・って思っちゃっていたので
ほんと、良かったです。

それから・・・
今日は、セーターの修正(伸ばし)もありました。
家庭洗濯で縮んでしまったニット製品。
ブログに紹介してから、毎日の様にお預かりしています。

安易に伸びるものとそうでないものがありますが、あきらめずに当店に持ってきてみてください。

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ハンドアイロンワーク

今日は、立体シャツばかりを複数仕上げました。
平面的に仕上げる通常のワイシャツよりもずっと時間がかかって大変なんです。

「立体シャツ」ってご存知でしょうか?
最近、人気ありますよね。圧倒的に高価なんですがリピーターも多いみたいです。

「袖山のいせこみ」や「脇のシルエットライン」等が着用した際には心地良いんでしょう。
立体裁断されたした生地を「まつり縫い」で立体的に縫い合わせてあります。
手作業で身頃に袖を後付けしてるとお聞きしました。

仕上げをしてて、とても勉強になりますし、
仕立ての良いシャツはプレスしながらちょっと楽しんでいます。

当店の常連さんの中でもかなりオシャレな男性の方でして、
お持ち下さるスーツも見事なモノばかりです。

機械式時計のメンテナンスをする職人さんが
表からは見えない時計の中身(ムーブメント)で素晴らしい物はワクワクすると
雑誌で見ました。写真はの時計はパテックだったと思います。

料理人は良い素材を使って料理が出来る事を嬉しく思うでしょう。
仕立て屋さんは、良い素材を使って洋服を縫う事を嬉しく思うでしょう。

確かに、良い生地で仕立ても上手な服は、仕上げをしてて似た様な気持ちになります。

染み抜きって解りやすいですよね。
汚れた箇所がキレイになるんですから、一目瞭然です。
色かけもそうです。変色したり、色がはげたりしてる部分が元通りになれば
これも一目瞭然です。

では「仕上げ」はどうでしょう?
クリーニングから引き取った自分の洋服を着て解りますか?
「仕上げの良し悪しを気にしてますか?」

ハンドフィニッシュ(手仕上げ)をしてる同業の方は多いかと思います。
手仕上げの際に使うのはアイロンです。

「アイロンを使っての手仕上げ!」
「そんな手間のかかる原始的な事は生産性を考えても無理!」と
手仕上げに否定的なクリーニング屋さんも沢山あります。

「仕上げに時間をかけても、お客様は解りにくい。」
「現実に仕上げでのクレームなんか殆どない!」
「とにかく、染み抜きに時間をかけてキレイにして納品しよう!」
「仕上げなんか、マシンフィニッシュ(機械仕上げ)で十分。」

現実に、下手なアイロン仕上げよりも、専用の「仕上げ機」の方が
キレイな場合も少なくないでしょう。

マシンフィニッシュ(機械仕上げ)がメインの工場でしたら
見事な「機械さばき」で短時間にどんどん仕上げてるのかもしれません。

生産性は大事です。
ですので、有効に機械を使うのには私も賛成です。

アイロンを使う職業はクリーニング屋さんだけではありません。

「ビスポークテーラーのハンドアイロンテクニック」と
「クリーニング屋のハンドアイロンテクニック。」

実は物凄く違う事を数年前に知りました。

このアイロン技は、染み抜きに匹敵する料金を頂けるでしょう。
同業の方のHPを見てても「シルエットプレス」とか「テーラー仕上げ」とか・・
手間をかけて、綺麗なシルエット(ライン)の仕上げ(プレス)をするコースが目立ちます。

クリーニング屋で働く人全てがアイロン仕上げが上手いと思うのは間違いです。

ハンカチを広げてプレスする(平らな物を平らにプレスする)のは
誰にでも出来ますよね。
プロ用のアイロンを使えば、アイロンの効きもバッチリでしょう。

カットソーやポロシャツ等、平らに仕上げする衣類もありますが・・・
人間の身体に心地良くフィットし、着用時にキレイなドレープが出る。
「着用感」が良いと感じる洋服を平らに仕上げるのはNGです。

ビスポークテーラーの職人のアイロンワークで立体的に形成されたライン。
「お宅にクリーニングを頼んで正確に復元出来るのか?」
なんて言われたら・・・

「染み付けちゃった。」ならクリーニング屋をイメージ出来そうですが
ハンドアイロンワークで、洋服のラインを作るのにクリーニング屋はイメージしないかもしれません。

私がお客様に提供できるサービス。
今後もっと、もっと増える予定です。
「武田クリーニングに出すと着用感がいい!」
着心地まで違いの解る品質になる様、精進したいです。

がんばろぉ~

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