トートバックのキャンバス地部分の汚れ
白いバッグで御座いますので、汚れは目立ちます。
大事に使っていたとしても、その辺に無意識に置いただけでいつしか汚れてしまうと思います。
色の段差の明確なレザー
レザーからの色移りがとても心配です。
レザーさえ付いていなければ容易に丸洗い出来ますし・・・
ご家庭でだって洗えるのではないでしょうか。
レザーはご存じの様に天然素材です。
製品化する際には染色されております。
素材の特性上色落ちもしやすいです。
特に濡れた状態で長時間放置してしまうと大変な事になってしまうかもしれません。
乾燥している状態でも画像の様に常に擦れる箇所には色移りしてしまっています。
まず綿棒を濡らして目立たない箇所でレザーを擦ってみました。
水しか使ってないのですがで 綿棒の先がほんの数回擦っただけで茶色になりました。
このバッグは丸洗いして自然乾燥させる間に、レザーから色が出て白い布の部分に移染したり、レザーの茶色がにじんでしまう事が予想出来ます。
そんな丸洗いなんてしなくても、真っ白いブラウスを着てこのバッグを肩にかけていた場合。
汗だくになってしまう事やゲリラ豪雨にでもなって不意に濡れてしまうとブラウスは移染して茶色になると思います。
レザーからは色が出る!
そう認識してお使い頂く事をと強くオススメしたいです。
このトートバッグの汚れてる部分にレザーはないので、レザーを濡らさない様に部分的にシミ抜きをする方法もあります。
しかし画像ではキレイに見えても、全体的には汚れています。
部分的にシミ抜きをして、急いで乾燥させても輪染みになってしまう事があります。
そんな輪染みは困りますので、予防法としては広範囲に濡らした方がいい。
つまり、丸洗いしちゃう方が楽なんですが・・・
レザーから移染しまくってしまったのではどうしようもありません。
色の段差の明確なレザーとその他の素材の組み合わせのバッグ。
お使いの方も多く、ご相談も多いです。
しかし、レザーと異素材のコンビを丸洗いする場合。
常に移染や色のにじみのリスクがあります。
特に移染しやすいレザーだったりすると・・・・
いくら色止めを使用しても効果がないケースもあり厄介です。
お客様にとっては大変厳しいリスクをご説明しなければならない事も少なくはありません。
どうしようか・・・
何か良い方法はないか・・・・
運良くバッグには内袋がないので作業性は良好。
レザーを濡らさずに部分的に何とか汚れを目立たなくする作業をしてみました。
結果・・・
こんな感じになりました。
汚れてる範囲が広範囲なので、通常であれば丸洗いしたいのですが、小さい範囲で少しづつ黒い汚れを薄くしました。
異素材を組み合わせたカバンを丸洗いする事で起こりうる様々なトラブル。
そんな予想外な事を望んでいないのは、お客様と私も全く一緒です。
今回の様なレザー&キャンバス地のバッグでも何度も丸洗いした事が御座います。
ただ、毎回同じ作業ではありません。
お預かりして、コンディションを見て、お客様のご要望をお伺いして作業内容を決定します。
そして、お客様が大事にしていた以上に丁寧に取り扱います。
お客様の期待に応える事が出来るかどうか・・・
1点1点、無理は出来ないけど、大胆に。
そんなイメージで今までもこれからもメンテナンスしていこうと思います。
私はクリーニング屋です。
汚れた物をキレイにするのが仕事です。
メインはもちろん洋服ですが、バッグも遠慮なくご相談下さい。
ご質問だけでも遠慮無くお寄せ下さい。
最後までお読み下さいましてありがとう御座います。
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