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ランバンのシャツの襟の染み抜き

襟の黒ずみ。

デイリーユースのワイシャツを筆頭に、毎日綺麗に蘇っているのですが・・・

ご紹介するランバンのシャツ

もう擦り切れてしまっているのです。

かなり着たし・・・そろそろってのも認識してるのですが、武田さんなら何とか・・・

長年の常連のお客様に、そんな風に言われたら何とかしない訳にはいきません。

常に擦れる部分は、真っ先に擦り切れてきます。

少しづつ生地が薄くなって、靴下に穴が開く。

シャツの襟の折り目の生地が薄くなる。

左腕のカフスの先が時計で擦れて擦り切れる。

誰もが経験済みかと思います。

凄くデリケートな素材を部分的にキツイ染み抜きをすれば、シミは抜けても生地の風合いが劣化してしまう危険性が高いのです。

ポリエステル素材のブラウスとシルク素材のブラウス。

同じペンのインクの染み抜きでも、作業内容は一緒ではありません。

ブランド品。

高級素材。

自分が身に付けてるアイテムは染み抜きが困難な素材なんだろうか?

そんな事を気にして着用してる人は、クリーニング屋でも少数でしょう。

今はかみさんに安心してお任せしていますが、以前は子供の服を買う際にも私がクチを出す事がありました。

ドライが出来るベンチコートと出来ないベンチコートの違いを、今は子供の同級生のお母さん達に説明出来るでしょう。

勿論、ドライって何?なんて質問にも回答出来ます。

でも、かみさんはクリーニング屋に嫁ぐ前は全く知りませんでした。

多分、そんな話を両親に聞かれたら・・・

親父やお袋は「お前も一丁前な事を言うようになったなぁ」と馬鹿にされるでしょう。

実は私は自分がクリーニング屋になる前は、今じゃ信じられない服を着てたのです。

ありえない異素材の組み合わせや仕上げの超面倒なデザインの服。

それは、勿論私にとっては「カッコよい」でしたが、洗ったり仕上げをさせられる両親からすれば、デザインよりもケアのしやすさを考えて服を買って欲しかったに違いありません。

両親の言葉をそのまま使って、「一丁前」のクリーニング屋になった今現在の私。

クリーニング屋になって解ったことで結構大事な事を言います。

洋服は、購入してからのメンテナンスがとっても重要です。

着用しても全く汚れない素材で作られた洋服はありませんから、ひねくれた考え方でなければ、洗わずに着用出来る洋服などないからです。

お客様の洋服のメンテナンス係として、プロになった私。

お客様の大切な衣類なら、どんな奇抜なデザインでも、染み抜きの難易度の高いアイテムでも、「着たい」って要望があれば、何とか修正出来る方法を考えます。

そして、私の成功体験からトライしてみる価値があると判断すれば、喜んで作業を致します。

擦り切れてしまってるから、もう・・・・

それはお客様が決める事で私が決めることではありません。

でもね、武田クリーニングに持ち込んだ段階でお客様の要望は決まってるんです。

「また着たい!」「もう一度着たい!」

そうじゃなかったら、当店に持ち込まれる前にゴミ箱に入ってるはずです。

お気に入りのランバンのシャツ。

社長にとってもお似合いです。

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全ての画像はクリックで拡大します。

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