工場内はお客様の冬物衣料が沢山あります。
冬物なので、納期を急ぐものは少ないのですが
受付した物はなるべく早く処理し、早々に納品したいと思っています。
シミは早ければ早いほど染み抜きが楽になる旨をお知らせしていますが
クリーニングの納品に関しては早ければ早いほどトラブルが少ないですよ。
理由は時間が経過すると忘れてしまうからです。
何を預けたか忘れちゃった・・・
どんなシミだったか忘れちゃった・・・
シミの大きさってどれくらいだったか忘れちゃった・・・
ホツレてたかもしれないけど、忘れちゃった・・・・
ボタンが取れていたのかどうか忘れちゃった・・・
受付時に私がお話させて頂いた事を忘れてしまわないうちに
取りにきて頂ければ幸いです。
今日はお客様の思い込みによるトラブルをご紹介します。
例えば・・・
預かり伝票を持参せずに、引き取りに来られたので
当店の控え伝票をチェックし納品します。
後日、預かり伝票を見つけて「まだクリーニング屋に預けてある」と思い込みます。
この思い込みが勘違いだと気が付けば良いのですが
気がつかないと、納品した衣類を再度引き取りに来られます。
預かり伝票がない納品なのでお客様のサインを頂いた控えの伝票をお見せすると
納得してお帰り下さいますが、もし控えがなかったら
「紛失した!」と思い込まれる危険性があります。
お持込下さった衣類をお客様のご自宅までお届けするサービスも御座いますが
来店下さった若い奥様が不在で、在宅中のお年寄りの方に納品したりするケースが頻繁にあります。
受け取ったおじいさんやおばあさんが、納品した衣類の数点を自分の衣類だと「思い込み」
自分の箪笥にしまってしまいます。
すると・・・
若い奥様が怒って電話をかけてきます。
「ワイシャツが届いてないんですけど・・・」
勿論、最初に自分の家の人に確認はします。
でも、おじいさんやおばあさんが「自分のワイシャツだと思い込んでいるんです」
これも、クリーニング屋が紛失したと疑われてしまうケースです。
冬物のクリーニングを春に出して、秋になってまた着ようと思ったら「ない」
ここにしまったはず!と「思い込み」それが「どこを捜してもない」
「春にクリーニングにだしたはず」「クリーニング屋で納品してない」
「紛失」と疑われてしまうパターンです。
つい先日もこんな事がありました。
半年以上前に○○家の法事の際に着用後、
当店でクリーニングしたとお客様が記憶してる黒のパンツ。
今回、履こうと思ったらウエストがかなりキツイ。
太った?と思うレベルを超えてキツイ。
でも、どうしても黒のパンツを履いて行かなければならないので
ファスナーの開いたまま、ジャケットで隠して出掛けたそうです。
さぞかし、辛かったでしょう。
その時は「他の人のと間違えて納品した」と思い込んだ当店に対し
すごく怒っていたでしょうね。
すぐに当店に問い合わせがありましたが
当店で迷子になってる黒のパンツは御座いませんので、
「もう一度、捜してみますが、お客様ももう一度念の為お探し下さい」としか
対応出来ずにいました。
お客様はサイズを直して履くからリフォーム代を負担して欲しいとの要望です。
サイズ直しを頼んだ業者さんから、既成品ではなくオーダーして作ったパンツだった事を
聞かされたお客様は自信満々で言います。
自分の所有してたのは、既成品だったから「やっぱりクリーニング屋が間違ったんだ」
洋服を作った際に、オーダーされた方の苗字を書いた布を見えない箇所に縫いこんでたらしく
「小口」って名前が付いたものが出てきたそうです。
お客様の名前は勿論「小口」ではありません。
そのことを聞いた当店では、ご登録頂いているお客様の名前を確認しました。
実際にその苗字のお客様が居たら、当店で間違えて納品したかもしれないと思ったのです。
でも、その苗字はありませんでした。ちょっとほっとしました。
その後、話は急展開します。
実は、そのお客様のご親戚には「小国」と言う苗字の方がいるそうです。
そう、そのパンツは小国さんから数年前に頂いたパンツ。
「小口」ではなく「小国」
でも、小国さんから貰った事も忘れていたんですね。
フォーマル関係衣類だけを入れた引き出しに入れっぱなしにしていたんですね。
自分には黒のパンツは一本しかないと思い込み勘違いしたそうです。
小国さんに頂いた事を知った後でもう一度、自分の箪笥を捜してみると
ウエストのサイズがピッタリの既製品のパンツが容易に見つかったそうです。
それが当店でクリーニングして納品したパンツみたいです。
勘違いするお客様の言い分は絶対的なモノがあります。
自分のセーターじゃない!なんて言われるときもあるので困ります。
実際に当店でのヒューマンエラーによるミスもあるかと思いますが
かなりシビアな管理体制でお客様の大事な衣類を預かり納品させていただいております。
トラブルは「悪い店」とすぐにリンクしてしまいます。
特にクリーニング業は消費者トラブルの多い業種として有名ですし
クリーニングで嫌な思いをした人の話もよく聞きます。
お預かりから納品まで3日以内だったら、殆どのお客様のご記憶は確かです。
点数や品物も覚えていますし、
シミや汚れ具合も相互確認時の状態を覚えてるでしょう。
勿論、私も覚えていて作業の説明もしやすいです。
クリーニングに出す準備も面倒に思う方なら、納品後の収納も面倒に思うかもしれませんね。
でも、折角お金を出してクリーニングする大事な衣類です。
トラブルを防止する為にもお引取りはお早めがいいですよ。
当店も大変助かります。
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